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~未来を育てる、一粒の物語~
- 「覚えてる? あの時、田んぼで泥だらけになったよね」
「うん、苗を植えるのも大変だったけど、僕らの手で育てた米が、こうしてお酒になってるなんて、すごいよな」
——それは、ひと粒の米から始まる物語。 -
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はじまりは、一つの想いから
- 私ども光武酒造場は、「酒造りは人づくり」「伝統の中からの革新」の想いを合言葉に、創業より伝統を守りつつ酒造りにいそしんで参りました。
「次世代へと伝統技術をつなぐ」、「日本の食文化を見直し継承する」
酒造りを通して、これらの目的を具現化するために様々な取り組みを模索してまいりましたが、有難いことに、今回ご提案するプロジェクトについては、同様の想いで活動される佐賀県内のミドリ環境保全株式会社様という仲間を得ることができました。
ミドリ環境保全株式会社様は、次世代を担う子どもたちに「将来の活動に役に立つ、心に残る体験」を届けたいという、願い、想いを持たれている企業です。
ミドリ環境保全株式会社様とそれらの「目的」「夢」を語り合う中、少年サッカーチームの皆さんの応援を続けるこれまでの活動で芽生えた
「地域と共に育つチームをつくりたい」「子どもたちに本物の食育を伝えたい」
という想いを伺うことができました。
その内容は、まさに弊社の目指す、「地域をつなぎ、未来へ広がる新たな挑戦」「次世代の希望をつなぐ」事業の展開。
私達の目指す方向性が一致していると確信し、両者の得意分野を生かし連携した取組みのご提案を行うこととなりました。
「子どもたちが育てたお米で、日本酒を造ってみませんか?」
「やがて大人になった彼らが、『あの頃、お酒造りに関わったよね』と笑い合えるような、そんな未来を地域の皆さんと共に描きませんか!」
こうして、今回の食育プロジェクトの一環として連携を提案し企画を起案することとなりました。 -
- 我々が目指す取り組みは、サッカーチームの活動を支援することはもとより、参加する子供たちに「米づくり」を通じて、「食の大切さ」、「自然とともに生きること!」を伝えること。加えて、「文化や技術を次世代につなぐお手伝いや支援をすること!」
この想いに共感し、新たに協力者として名乗りを上げて頂いた方が佐賀市鍋島の農家・小池様です。長年にわたり受け継いできた田んぼを提供してくださり、田植えや稲作の指導にも快く応じていただきました。
そして、この企画の終着点として、当社が持つ伝統の酒造りの技術をもって、ミドリ環境保全様、農家小池様と共に子どもたちが育てた通常の食卓で食されるお米(飯米)で、日本酒を醸造するという、多くの皆さんと協力、連携した企画をご提案することとなりました。
佐賀県の酒蔵として、今回の地域の皆さんとの連携に積極的に取り組み、次世代を担う子供達の為にこのプロジェクトが実現することを強く願っております。
皆様どうぞ応援をよろしくお願いいたします。 -
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サッカー少年と田んぼと酒造りがつなぐ地域の輪
- このプロジェクトの根底にあるのは、「子どもたちに本物の体験をしてほしい」という願いです。
土に触れ、苗を植え、草を取り、汗を流し、秋には収穫の喜びを味わう——。そのお米が杜氏の手によって丁寧に酒へと生まれ変わります。
この一連の流れを通して、子どもたちは農業の大変さと価値、そして職人技と文化の奥深さを肌で感じていきます。
それは単なる「体験学習」ではなく、農業と酒造りを支えてきた地域の人々と、次世代を担う子どもたちがともに関わる「学び」と「継承」の場でもあるのです。
収穫されるのは、家庭でも一般的に食される「飯米」の「さがびより」です。
酒米ではなく、あえて飯米で酒を仕込むのは、「食卓と地続きの酒」を届けたいという想いと、農家と酒蔵の新たな可能性を広げる挑戦でもあります。
担い手不足や収益性の課題を抱える農業に対しても、この試みを通じて小さくても確かな一石を投じることができればと願っています。
未来耕創は、食育・文化・産業をつなぐ架け橋となる取り組みです。 -
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~田んぼから生まれる、新しいチームワーク~
- サッカーで何より大切なのは「チームワーク」。
仲間を信じ、声をかけ、支え合いながらゴールを目指すその姿勢は、社会で生きる力の原点でもあります。
田んぼのプロジェクトでも、それは変わりません。
広がる田んぼの中、子どもたちは役割を分担し、声をかけ合いながら作業を進めます。サッカーグラウンドとはまた違った一面が自然と表れました。
農家さんや大人たちと共に働くことで、彼らは生きた知恵と手仕事の尊さを体感し、自分たちの地域の魅力にも気づいていきます。
仲間とともに何かを成し遂げる経験は、子どもたちの心に深く刻まれるはずです。 -
~農家の想いと一粒の未来を育てるチャレンジ~
- 家族の歴史ともいえる田んぼを代々受け継いできた農家にとって、現在農業だけで生計を立てるのは容易ではないことから、守るだけではなく未来へつなぐ挑戦が求められています。
米づくりは、土だけでなく子どもたちの心にも根を張ります。
飯米での酒造りという新たな挑戦は、農業の可能性を広げ、安定した収入にもつながります。
だからこそ、自然に触れる体験を通じて、食の大切さや農業の面白さを伝えたい。
この田んぼから、夢を語れる農業を。
魅力ある農家として、次の世代へバトンを渡すことを信じて——。 -
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~地域とともに歩む企業の想い~
- 今回のパートナー企業である、ミドリ環境保全株式会社様は、佐賀市に本社を構える廃棄物処理や河川伐採、しゅんせつ工事などを通じて地域に根ざしたまちづくりを支える一方、青少年育成や地域連携にも継続的に取り組んでこられました。
それを支えるグループ会社である谷田建設株式会社様とは、以前、佐賀県内の特別支援学校や盲学校の子供たちと共に、さつまいもを育て、焼酎「命響(めいきょう)」を造るというプロジェクトを実施した実績もあります。
これらの活動を通じ、子供たちの笑顔と学びを見て、「育てること」「食と命のつながり」を地域ぐるみで支えることの大切さを強く感じてきました。
《未来耕創》は、まさにその精神を受け継ぐ新たな挑戦です。 -
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~あなたの一歩が、未来を醸(かも)す~
- 完成した日本酒「結の輪」の収益の一部は、県内外からサッカーチームが集う「谷田ミドリ杯」の運営活動を通じて、子供たちの夢や目標を応援するために活用されます。
この一杯は、ただの地酒ではありません。
田んぼとグラウンドで育まれた汗と努力、農家の挑戦と酒蔵の技、そして地域の願いが詰まった「未来を醸す」一杯です。
ぜひ、あなたもこの物語の一員になってください。
佐賀の大地で育った一粒の米が、子どもたちの未来と地域の輪をやさしく結びます。 -
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※販売・発送について
- 【未来耕創 ~次世代へのアシスト~】プロジェクトにより育てられた米は2025年秋ごろ収穫予定です。その後仕込みに入るため、日本酒『結の輪』の完成・販売および発送は、2026年1月ごろを予定しております。
商品のお届けまでしばらくお時間をいただくこととなりますが、原料となる飯米「さがびより」の栽培・食育に地域の子どもたちとともに取り組んでまいりますので、完成まで温かく見守っていただけますと幸いです。
新たな価値を付加した酒造りへの挑戦へどうぞご期待ください。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
※募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施いたします。目標金額に満たない場合であっても、
計画を実行し、リターンをお届けいたします。 -
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商品について
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結の輪
- 【商品特徴】
次世代を担う佐賀県の子供達が一生懸命育てる「さがびより」を使用して造られる純米吟醸酒です。さがびよりは高温に強く、夏の厳しい暑さにも負けず、醪(もろみ)での溶解性が高いので、醸造過程での安定性が保たれ、安定した品質のお酒を生み出します。
佐賀県オリジナル新酵母「StyP」由来のフルーティーな香りが特徴です。
【商品スペック】
原材料:米(さがびより)、米麹(国産米)
酒質:純米吟醸酒(予定)
精米歩合:55%(予定)
アルコール度数:15度(予定)
内容量:720ml -
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命響
- 佐賀県内4校の特別支援学校の生徒たちが育てたさつま芋(黄金千貫)を原料として使用した本格芋焼酎です。黄金千貫のふんわりとしたやさしい香りとキレのよい甘味が特徴です。
【商品スペック】
原材料:さつま芋(黄金千貫)、米麹(国産)
アルコール度数:25度
内容量:900ml -